【反撃開始】
そんなわけで業者の決まり文句「埋まっちゃいました」が使えないような作戦を練る!
・前日の営業終了時間ギリギリに該当の物件が空いているかどうかを確認
・空いているようなら、次の日の朝イチに内見の予約を入れる
これなら、どうしたって物件が埋まるはずは無いでしょう!
僕「あの、○○ってマンションの物件なんですが、まだ大丈夫でしょうか?」
業者「あ、はい!大丈夫ですよ!まだ空いてます!」
僕「わかりました。では明日の朝一番に内見させて下さい。」
業者「朝一番ですか?えーと、わかりました。では明日お待ちしております!」
… そして翌朝 …
僕「○○ってマンションの件なんですけど。今から行きますね。」
業者「いやー、実は○○なんですが、今リフォーム工事入ってて中見れないみたいなんですよー!すいません!」
出た!!!!
業者「とりあえず他の物件もあるんで情報だけでも見に来て下さい!」
僕「ちなみにそのリフォーム工事はいつ終わるんですか?」←この時点でオトリ物件である事を確信
業者「うーん、一週間くらいですかねーー。」
僕「じゃあそのリフォーム工事が終わった後、一番最初に内見させて下さい。」
業者「え…、まあそれは大丈夫ですけど…。ただ申し込みがあった場合、埋まっちゃう事もあるんで…。」
僕「え?でもリフォーム工事してて中見れないんですよね?」
業者「はい、でもたまに中見ないでも契約しちゃうお客さんも居るんで…。」
僕「なるほど。じゃあ契約しますわ。僕も中見ないで良いです。今から判子持って行くんで待ってて下さい。」
業者「え…、内見しなくて良いんですか?」
僕「はい。もういいです。契約します。書類一式用意しておいて下さい。お金も払いますんで。」
業者「ちょっとお待ち頂いても良いですか…。折り返します…。」
【モンスター借り主の誕生】
上司「いやいやいや、すいません!担当の上司です!実はあの部屋、昨日埋まっちゃったみたいです!」
僕「え?昨日の営業終了時間ギリギリに確認したんですけど?何時に埋まったんですか?」
上司「実は夕方には決まってたみたいです!電話に出た者の確認不足だったみたいで!すいませんね!」
僕「いやいや、今リフォーム工事してて内見出来ないんですよね?」
上司「それも間違いです!確認しないで言っちゃったみたいで!すいませんねえほんと!」
僕「ほー。なるほど。じゃあ○○の××号室は、昨日申し込みが入って埋まった、と。リフォームうんぬんは出鱈目だったわけですか。」
上司「はい!そうなんですよ!なにぶん、入ったばっかりの人間だったもので!」
僕「わかりました。では○○に実際に行って、管理会社に××号室にいつ申し込みが入ったのか聞いてみますね。」
上司「え…。いや、それはちょっと待ってください!○○の住所とかご存知なんですか?」
僕「はい。もう調べてあります。渋谷区△△の××ですよね?今渋谷なんで今から行ってみます。」
上司「いや、ちょっと待ってください!すいません!」
僕「え。何か困る事でもあるんですか?」
上司「いやー、その…。」
僕「結局あれでしょ?この物件なんてもう存在してないんでしょ?いわゆるオトリ物件ってやつですよね。」
上司「いや!そんな事は決して無いです!うちはそういう商売やってないんで!」
僕「え、じゃあ僕にこうなった理由をちゃんと説明出来ます?」
上司「えーー、その、確認不足とか色々重なりまして…。」
僕「でも昨日申し込みが入った、っていうのは事実なんですよね?それの裏を取りに行くのが何かまずいんでしょうか?」
上司「いやーー、すいません…。」
僕「ちなみにこの会話、録音してありますからね。」
上司「え…。」
僕「もうオトリ物件だって認めざるを得ないんじゃないですか?実際あの物件、周囲の相場よりかなり安めですよね?」
上司「いえ!そんな事は決して! 確かに安めではありますが、あれくらいの価格帯の物件はちょくちょくありますよ!」
僕「なるほど。特に掘り出し物の物件ってわけじゃない、と。」
上司「はい!相場からかけ離れてるなんて事は決してありません!」
僕「じゃあそこより同じか良い条件でちゃんと内見出来る物件を出して下さい。」
上司「え…。」
僕「え。だって他にもあれくらいの物件あるって事ですよね?」
上司「いやまあ、はい…。ではとりあえず探してご連絡します。」
僕「はい。探してみてください。それが出来なかったらオトリ物件だったと判断して、物件検索サイトに通報の上、この会話も一緒に提出します。」
上司「やーそれはちょっと…。」
僕「そんなわけでよろしくお願いします!」
上司「わかりました…。」
そんなわけで折り返しを待つ事に!
この時点で「掘り出しものの物件が出てくればいいなぁ!」なんて考えて居たのですが…。
… 30分後 …
上司「あの、こういう物件はいかがでしょう…?」
僕「いや、さっきの物件と比べて家賃一緒なのに広さ3分の2じゃないですか。これって同条件って言えます?」
上司「ですよね…。じゃあこっちは…。」
僕「これ、全然違う地域じゃないですか。もういいです。」
上司「いやーちょっと!ちょっと待ってください!」
上司「もうほんと、仲介手数料とか全部無料でやりますんで!通報するのだけはちょっと勘弁してください!」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
結局この後、他で見つけた掘り出し物物件をこの不動産屋さんが介し、仲介手数料を無料にして頂く事で合意!
やべぇ!家賃一ヶ月分も浮いたー!ひゃっほーい!
喜びながらウキウキで早速申し込みの書類を書き、
「一応審査があるんで」との事なので仲介業者からの連絡を待つ。
来ない。
一週間経っても全然連絡が来ない。
二週間経ってもぜーんぜん連絡が来ない。
いい加減頭に来て、「さあそろそろ血祭りにあげてやろうかしらん?」と思ったその時、僕の携帯が鳴った。
「あのー、私、××の田中(仮名)と申しますが、○○マンションの件でお電話させて頂きました。」
僕「あ、○○っすか!申し込みしたんですけど審査があるとかでその後一向に連絡が無くて…。」
「え!?そうなんですか!?もう審査も普通に通ってますよ?ウチにも仲介業者さんから連絡無いんでどうしたものかと思いまして…。」
僕「えー!?嘘!?僕にも全然連絡無いっすよ!?申し込みもしたのに!」
「ですよね…? どうします…?」
僕「いや、そりゃ普通に契約しようと思ってますけど…。」
「じゃあ、もし良かったら、仲介業者さん飛ばしてウチと直接契約して貰えませんか? 仲介手数料とかも結構ですんで…。」
…あの野郎!!
恐らく、「仲介手数料貰えないならやる気ゼロ」とばかりに途中で仕事を投げやがったに違い無ェ!
そんな会社潰れちまえええええええええええええええええええい!